2016.05.13

何のためにあなたは不動産投資をやっていますか?を考える本・他

お金を稼ぐために休む暇もなく働く人生から脱却したい、家族と大切な時間を増やしたい…そんな気持ちで不動産投資を始める人も多いかと思います。でもその目標を達成したら、それ以上は求めませんか?それとも…? 「本当に大切なものを手に入れる生き方」をしるきっかけになるかもしれない本をご紹介します。他2冊。

何のためにあなたは不動産投資をやっていますか?を考える本・他

(この記事は満室経営新聞3号・2010年6月に掲載された記事「発行人&編集長の「今月の1冊」」です)

発行人コテツと、編集長けいすけが、毎月お勧めの1冊をご紹介。ジャンルに限らず、全ての大家さんに読んでもらいたいものを選んでいます。書籍選びはどうしても特定の傾向に偏ってしまうもの。ふたりの書評が新しい本との出会いのお役に立てれば幸いです。

お金のシークレット(デビッド・クルーガー)

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お金のシークレット(デビッド・クルーガー)
著者:デビッド・クルーガー、翻訳:神田昌典/出版:三笠書房

本来、お金(紙幣)とは価値の交換手段としての「モノ」であり、それ以上でもそれ以下でもないはずです。しかし、翻って現実を見れば、お金に対して人それぞれに意味付けがなされているのが実情です。本書は、そんなお金と健全な関係を築く方法を指南しています。

「お金について全く心労や心配をせずに、幸せな暮らしを送るには、年収はいくら必要ですか?」こう質問をすると、多くの人が自分の年収の2倍を答えると本書は指摘しています。そして、実際に2倍の年収を達成するとどうなるか?答えは、お金に満足して幸せな生活を送っていることはほとんどなく、新しい目標―最初に目指した数字のさらに2倍―を設定して、どんどんそれを続けていくそうです。

私達大家の中で、目標の資産額・家賃収入を持っている人も決して少なくなく、他人事ではありません。毎月100万円の家賃収入があれば!資産が1億を超えれば!それだけあれば家族とゆっくり過ごす時間も取れて幸せになれるはず!等々、目標を設定して頑張っています。ただ、目標を達成しても幸せを特に感じる事がなかったり、あっても僅かの期間だけの結果となることがあります。そして、まさに本書の様に家賃100万円の次は200万円と新たな目標に邁進していきます。結果、本来家族の為、特に家族(大切な人)とゆっくり時間を過ごす為の目標だったはずにも関わらず、「新たな目標を達成してから・・・」と変わってしまう。家族の為にといいながら家族を犠牲にするというパラドックスに陥ってしまう危険がそこには存在しています。

本書で解説している「本当に大切なものを手に入れる生き方」。これを知る事によりバランスの良い人生設計に役立つはずです。

アパ・マン137室入居率97.4%の満室経営バイブル

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アパ・マン137室入居率97.4%の満室経営バイブル
著者:今田信宏/出版:かんき出版

編集長けいすけの2冊 今回は、先月インタビューをさせていただいた今田信宏さんから、不動産系書籍2種類を、それぞれ5冊ずつプレゼントいただいたので、ご紹介させていただきます。

満室経営系の書籍は数多くありますが、こちらは他の書籍とは一線を画す内容です。

というのも、まず入居率向上策の王道である「リフォーム」について、ほとんど紙面を割いていません。「センスの良いデザインを標準化して仕様を統一する」「エアコンとカラーモニターホンは標準装備」というくらいです。

では何について述べられているかというと、まずは「募集条件」。家賃はもちろん、敷金礼金、広告料やキックバックの4条件のバランスが重要だと説きます。今田さんが空室6割の物件を満室にした「ベストバランス」の事例も掲載されていて参考になりました。

また、仲介会社や管理会社との付き合い方についても詳しく説明されています。「入居者を付けてくれ」というお願い一辺倒の状態から、上手に管理会社を操れている状態へ進化した話を読むことができます。リフォームや独自チラシPOPなどの空室対策はすでにやっている方でも、気づきになる事柄は多いのではないでしょうか。

頭金ゼロではじめる高速収益不動産投資成功法

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頭金ゼロではじめる高速収益不動産投資成功法
著者:三宅耕二、監修:今田信宏/出版:ぱる出版

今田さんのところでコンサルタントをされている三宅耕二さんの書籍です。

600万円に満たない自己資金で3億円以上の物件を購入し、サラリーマンをリタイアさるまでの経緯とノウハウが書かれています。

この書籍の特徴は、体験談の割合が高くてストーリー仕立てになっているところです。そのため非常に読みやすく、初心者の方でも内容が容易に理解できるでしょう。サラリーマンの方が短期間に100万円単位のキャッシュフローを得る方法としては、ベストに近い手法だと思います。後半に登場する銀行との交渉術は、泥臭くて面白いです。

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