2016.09.16

賃貸物件において差別化できるデザインとは?そして実際に入居につなげる秘訣とは?

空室対策としてリフォームは有効な手段の一つですが、せっかく頑張っても内見もない、と言うこともあるでしょう。どうやったら自分の物件を優先的に決めてもらえるでしょうか?仲介業者さんの中で、はキメ物とミセ物があると言われています。キメ物となって注目してもらえる方法をお伝えします。

賃貸物件において差別化できるデザインとは?そして実際に入居につなげる秘訣とは?

(この記事は満室経営新聞4号・2010年7月に掲載された連載「リノベで目指す地域№1物件“中古の星!“」の記事「差別化できるデザインとは」です)

今回は、【プロモーション】についてお話させて頂きます。

賃貸マンションにおいて、特に重要な経営活動は仲介業者さんに客付けをしてもらうことですが、なかなか空室が解消できない苦戦物件は、“問合わせがない”、“内見がない”、“内見しても決まらない”というような共通点があります。こういった物件に対し、業者さんからは、賃料や敷金・礼金の減額か、低属性の方の入居を勧められることが多々あるかと思います。

確かに金額を下げることも重要な戦略の一つですが、本当にそれだけでよいのでしょうか?

リノベしただけでは不十分。価値を伝えることが重要

弊社ではローコストデザイナーズリノベーションによる空室解消とバリューアップを実現しています。しかしただリノベーションしただけでは、残念ながら成果をあげることが難しい場合も存在します。
物件は確かに見違えるようになったとしても、それが入居希望者の目に触れなければ始まりません。重要なことは、その価値を入居希望者にしっかり伝えていただき、そこから成約に繋げる流れを多く創りだすことです。

問合わせ数と内見数を上げない限り、成約率は上昇しません。特に弊社の入居者ターゲットは、30歳前後の男女が中心で、デザインコンセプトは、商業空間(カフェ・おしゃれなショップなど)をイメージした、10人中、2~3人ぐらいが強烈に住みたい!と感じて頂けるようなお部屋作りです。あえて好みが分かれるデザインにしているので、一般物件よりも成約率は低めになり、そうなると問合せ数、内見数を高めることが極めて重要となってきます。

そこでこれらの数を高める為には、まず仲介業者さんの間で、「地域№1」と言って頂けるようなブランド力をつける必要があるのです。その為、弊社は、仲介業者向け内覧会の開催、モデルルーム家具の設置、オリジナル資料の作成を行っています。業者さんは非常に多忙なので、中々物件確認が出来ないこともありますが、実際の部屋を確認し、担当者に気に入ってもらえれば圧倒的に客付けをしてくれています。やはり「これなら決まる!」といった【決め物(きめぶつ)】といった認識をして頂かない限り、問い合わせも、案内もされないのです。案内はあるけど中々決まらないといった物件は、決め物を案内する為の【ミセ物】になっている可能性が極めて高いでしょう。

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また内見に際し、「この部屋に絶対住みたい!」といった感情に訴える為には、家具の設置が有効です。入居者の方も、どんな家具を置こうかな…などと考えながら内見をするので、良いイメージを描けることがポイントとなります。弊社では安くてお洒落な家具を選び、それらを入居者の方にプレゼントしています。そういった販促活動も広告料を増やすことと比べれば安いものなのです。

あとオーナーや業者さん、入居希望者に非常に好評なのは、弊社で作成しているオリジナル資料です。通常の白黒のマイソクでは他のライバル物件と差別化できませんが、分譲マンションのようなかっこいいパンフレットを作成することで、入居希望者の方に強烈なアピールをすることができ、相場賃料よりも高くても早期の空室解消に繋がっています。また入居希望者は、沢山の物件を案内され、記憶があいまいになっており、後日家族と相談してから決めるケースが多いので、パンフレットをお持ち帰り頂くことで強い印象が保てます。

どれだけ素晴らしい物件でも、エンドユーザーまで価値が届かなければまったく意味がありません。その為にも、「この物件は他とはちがう」「決め物だ」と認識されるような広告宣伝、プロモーション活動が、これからの厳しい時代、極めて重要になってくるでしょう。

次回は実際の事例を掲載しますのでお楽しみに!

株式会社モダンアパートメント代表 渡邊勇三
大阪府出身。建設会社で賃貸マンション建設の営業に携わったのち、2006年1月、モダンアパートメントを創業。同年7月に法人化。中古賃貸マンションへのバリューアッププロデュースを通じて、入居者のニーズを捉えたハイセンスなデザイナーズ物件の提供をおこなっている。http://www.m-apartment.co.jp/

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