2015.11.18

差別化できるニッチなアパート作り

入居者に選んでもらえるアパートとはどんな物件でしょう?築古アパートを個性的に生まれ変わらせた大家さんに突撃取材です。

差別化できるニッチなアパート作り

(この記事は満室経営新聞13号・2011年5月に掲載された特集「個性派賃貸AtoZ」の記事「夢のエコライフが実現できる畑付きアパート」です)

「東京23区内に畑付きの賃貸アパートがある」

そんな情報を耳にし、インターネット検索で行きついた「畑がついてるエコアパートをつくろう」というページ。
そのブログ(平成18年度 CANPAN ブログ大賞を受賞)には、畑・自家菜園といったくくりに留まらない興味深い内容が書かれており、早速取材をお願いしました。

「エコアパート」と言えば、今やTVや、雑誌など多くのマスコミにも取り上げられており、この畑付きのエコ生活を賃貸生活で送れるという事に、世間の人の関心の高さが伺えます。 世間の人の関心の高さが伺えます。
取材当日も、はるばる北海道からこのエコアパートに興味を持たれたと言う大家さんが、「畑がついてるエコアパートをつくろう」の書籍を手に見学にいらしており、その方とオーナーの平田さんがランチを楽しまれているところにお邪魔して、お話しを伺ってきました。 ころにお邪魔して、お話しを伺ってきました。

「花園荘」は築37年の老朽化したアパートでした。家賃の低下もさることながら、入居者同士のトラブルも多く、その全てが大家さんに返ってくる事で、アパート経営は大変だと感じていらしたそうです。
そんな中、建て替えをするか、もしくは駐車場に変えるかと悩んでいたところ、ワークショップとしてコミュニティガーデンを主導していたご子息の提案で、新しくエコアパートを作るプロジェクトが始まりました。
多くの専門家や職人さんの知恵と努力が隠れているこのアパートは、住む人にも環境にも優しい循環型の住まいとして、見事に自然と人との「つながり」が生まれる空間になりました。

tokushu-hatake1

畑付き木造2階建ての 長屋形式。アパートを囲む塀も高い垣根も設けられていない。

自然の恵みを活かした省エネ・創エネ

まず、室内に入って感じることは、木の香りの素晴らしさ。以前、新聞社の取材により「深呼吸してしまう家」として紹介されたとの事ですが、新築後数年経っているとは思えないほどの豊かな香りが漂い、確かに、思わず深呼吸してしまいます。
部屋に一歩入った時の印象は、内見者へ大きくインプットされます。これだけの清々しい木の香りに包まれて嫌な印象を持つ人は、まずいないでしょう。

tokushu-hatake2

室内にはふんだんに木が使われている

建物の北側には、ゴーヤやきゅうりなどのツル性野菜を利用したグリーンカーテンが設置されています。伸びたツルや葉によって外壁の表面温度が高くなるのを防ぎ、ひと夏エアコンを使わずに過ごした世帯もあったようです。
そして、長い庇は急な雨でもベランダの洗濯物が濡れず、また夏場には日差しを遮る役割を果たしてくれます。冬場は太陽の高さが変わるため、大きい窓から光を取り込み、部屋を暖めてくれます。集熱した空気を循環するダクトや、らんま・天窓を取り入れ、通気や明るさを確保しています。また太陽熱を利用した「そよかぜ」(※)というシステムを導入し、室内は快適な温度を保てるようになっています。

※「ソーラーシステムそよかぜ」太陽や放射冷却など、自然の力を最大限に取り入れたシステム。こちらの設備やエコアパートの取り組みは、「畑がついてるエコアパートをつくろう」に、とても詳しく書かれています。

tokushu-hatake3

ダクトや天窓を活用して、空気の循環や光を取り入れている

この続きは満室経営新聞プレミアムで全文ご覧いただけます⇒コチラ

月刊満室経営新聞 購読申込はこちら

関連記事
記事カテゴリ
目的から記事を選ぶ
人気の記事
こんな記事が読まれています
満室経営新聞 編集長のブログ
投資家けーちゃん ハッピー&リッチBlog