2015.12.16

競売入札から始める不動産投資体あたり体験談~関東都市近郊編

不動産投資を始めたいけど、安く物件が手に入る競売ってどうなんだろう?裁判所…差し押さえ…強制執行…。なんだか怖そうなワードが並ぶ競売不動産。女性記者が実際に現地調査から入札まで、一部始終をお伝えする、不動産投資体あたり体験談~関東都市近郊編です。

競売入札から始める不動産投資体あたり体験談~関東都市近郊編

(この記事は満室経営新聞1号・2010年4月に掲載された特集「2010年大ブーム予想 「競売不動産投資」完全ガイド」の記事「Part.2 エミゾウの戸建物件入札体験」です)

続いては、本誌エミゾウ記者による競売物件調査と入札ルポ。

競売落札の実績があるNSX松田氏(12ページで紹介)にお奨めいただいた茨城県稲敷市の戸建て物件と、土浦市の戸建て物件。どちらも平成築で見栄えが良く、リフォームコストが掛からなさそう・・という事前予想だったが、さて結果はいかに??

競売物件はゴミ屋敷

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茨城県稲敷市にある小規模開発住宅用地。 敷地60坪 平成築の木造住宅

自らも競売物件を何棟も落札しているNSX松田さんからいただいた競売物件情報を元に現地へ。陳述の中では、「動産はできるだけかたづけます」となっていたが、執行官の調査日から10カ月経過した今、かたづいているどころか物件報告書の写真により増えている感すらある。

まずは裏庭。布団や泥まみれのじゅうたんに壊れたTV。ナンバーの取れた軽自動車の中にもゴミがぎっしり詰め込まれている(債務者兼共有者によると廃車手続きは取ってあるとのこと)。通常なら車2台が余裕でとめられるであろうカースペースにもさびだらけのスチール棚や洗濯機に混じってが瓦礫が散乱している。ゴミの撤去には、想定よりもかなり多く費用がかかりそうだ。

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庭やガレージスペースにゴミが散乱。

不動産鑑定士による評価書には、浄化槽が壊れていて利用不能との記載。実際に確かめてみると、ブロアーポンプがないだけで、あとは問題なさそう。 評価書をみるだけではわからないものだ。裁判所やインターネットで見られる競売物件の資料(いわゆる3点セット)だけではなく、現地に赴くことの大切さを実感する。

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評価書に使用不能と書かれていた浄化槽。部品が一部ないだけで、故障はないようだ

ブロアーポンプ ・・・ 浄化槽内に酸素を送って好気性菌を増やし、汚物の分解を促すもの

今週中に納骨します

裏庭から家の中をのぞいてみると、食器や荷物・段ボール箱が散乱し、目を凝らすと、そこにはあるのはもしや位牌?! 関係人の陳述の中に「遺骨を保管してありますが、お墓の手当てができましたので今週中に納骨します」と書かれていたが、1年近くたった今も焼香台がおかれたままになっている室内を見て、何とも言えない気持ちになる。

庭や室内の荒れた様子など、普通の感覚では理解できない状況。いくら無精だとしても、ここまでにはならないはずだ。 平成4年築で、建物もしっかりしているし、フェンス・門扉、ソーラーシステムまで備えられている。60坪ある敷地の裏庭はじゅうぶん広く、大きな桜の木や栗の木が植えられており、このゴミ山を取り除いて整備すれば、とても素敵な景観になるだろう。誰かに救ってほしいと建物が泣いているようにも感じる。 きちんと区画されたこれだけの広さの土地に、十分に使えそうな建物で、売却基準価格は約130万円。これは入札しない手は無いとも思えたが……。

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