2015.11.16

個性派賃貸についてデザイナーズ賃貸専門家に聞いてみよう

デザイン力の高いリノベーションとは?個性的な選ばれる賃貸物件はどうすればできる?そんな疑問を専門家に、伺ってみた記事です。

個性派賃貸についてデザイナーズ賃貸専門家に聞いてみよう

(この記事は満室経営新聞13号・2011年5月に掲載された特集「個性派賃貸AtoZ」の記事「個性派賃貸について専門家に聞いてみよう」です)

入居者に好まれる個性派賃貸。数年前から注目されてきていますが、その内容も進化していますけど、今回は「どこにもない、ふつう」を提唱するナチュラルリフォームのハプティック株式会社代表小倉弘之氏、リノベーション事業部長松島力氏に、入居者に支持される個性的な部屋を低コストで創りあげる方法をアドバイスいただきました。

賃貸住宅における“個性”とは?

めぐママ:「個性のある部屋」というのは、どんなお部屋なのでしょうか。

小倉:こちらの図を見ながら説明していきましょう。

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横軸では個性と汎用性を対極と考えます。縦軸が質感を表しています。基本的には質感は高い方が入居者に指示されますが、コストも高くついてします。反対にデザインも仕様も汎用性が高く、質感も低いというのが、いわゆる左下「原状回復」のリフォームになります。

めぐママ: 原状回復がもっとも数の多いところになり、競争力がありませんね。

松島: こう見ると、「いいな」と思われるのが、個性もあって質もいい。左上の一級建築士が手がけるデザイナーズハウスのようなグレードの高い物件になります。新築だけでなく、リノベもそうですね。

小倉: そうなるとコストが高くなって、家賃にも反映します。あえて富裕層を狙う、という考え方もありますがなかなか難しい。

めぐママ: なるほど。

松島: デザインクロスを取り入れ、見栄えを変えてみる、というやり方も一部で人気がありますね。この表でいうと、右下の「個性はあるけれど、質感が低い」というあたりですね。そういうリノベ会社さんが多いし、自分で手を入れられるオーナーさんもいらっしゃいます。

小倉: 我々の場合は、部屋はごく普通なんだけど、素材にいいものを使って質感をあげる。シンプル且つナチュラルで一般的なものにすることによって、たくさんの方に好まれるお部屋にします。

松島: そんなに変わったことではないのですが、そういう物件は意外に少ないんです。

めぐママ: だから、御社のコンセプトに「どこにもない、ふつう」をあげているんですね。奇抜な部屋やコンセプト住宅にするのではなく、オーソドックスだけど質感が高いというのも、入居者に好まれる個性のひとつなんですね。

小倉: 何がよくて、何が悪いということではなくて、個性を絞りこんだ場合、ハマる方ならいいけど、その層の絶対数が少ないんですよね。だからこのマトリクス表を見て、自分の物件をどこにポジショニングするか、よく考えると良いと思います。

めぐママ: 例えば、部屋の個性に地域性は関係してきますか?

小倉: 大学があるような街で入居者の多くが学生さんであれば、派手な色使いのクロスを選ぶのもいいかもしれません。逆にローカルのファミリー世帯向けであれば、色味の強いクロスは好まれません。ターゲティングをしっかりする必要がありますね。

機能性とデザインを合わせて考える

めぐママ: 自分のセンスに自信がないというか、自分がよくても入居者さんに気に入ってもらえるかどうか・・・これは私も含めて大家さんの悩みです。

小倉: 参考になるのは数多くの賃貸物件をみることですかね。現場を見て回るのは一番勉強になります。我々も週に1回、見学会を行っているので、見てもらうのもいいかもしれません。

めぐママ: 実際にプロがデザインした物件を見て回るのですね。

小倉: あとプロが必ず守ることとしては、一体感や全体のバランスですね。パーツだけ変えるのは一体感を損ねます。

松島: 例えば柱、巾木、スイッチプレートを部屋のテイストに合わせる。具体的にいうと、昔のスイッチプレートは黄ばんでデザインも古いですよね。うちの基本は無垢のフローリングなので、それを活かすためにも合ったものに変えます。

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