2015.11.26

物件管理の意外で心強いパートナーとは?

管理会社の意外で頼れるパートナーとはいったい!?物件管理のプロによる収益物件管理コラムです。

物件管理の意外で心強いパートナーとは?

(この記事は満室経営新聞2号・2010年5月に掲載された連載「「賃貸管理クレーム日記」クマの事件簿~頼れるパートナーは?」です)

皆さんこんにちは。ブログ「賃貸管理クレーム日記のクマ」です。
「事件簿」と題名がついてしまった(笑)ので今回は人的クレームについて書かせて頂きます。

クレームの分類と警察との連携

賃貸管理のクレームは、大きく分けると「物的クレーム(ハードクレーム)」と「人的クレーム(ソフトクレーム)」にわかれます。

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人的クレームで多いのが「騒音系」か「ゴミの出し方」トラブルです。その他、貸室をゴミ屋敷にする、暴力団の事務所にする、自殺現場となるなんて事も人的なトラブルです。
自分は、暴力団系の入居者についてや、入居者の安否確認で危険そうな状況の場合には警察に相談します。危険な目に会いたくないし、死体の第一発見者になるなんて事はブログネタにもできません・・・。

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この「暴力団系」と「自殺系」の話は紙面の関係上別の機会に書かせて頂きますが、こちらから警察に相談に行く場合もあれば、警察の方から相談に来ることもあります。
大体、警察からの問い合わせだと電話番号の下3桁が110になっている事が多いので着信番号で判断できるのですが、電話での問い合わせで、ご入居者の個人情報を勝手に教える訳にはいきません。
刑事訴訟法に基づく捜査協力依頼であることを書面にて提出してもらっています。入居者が捜査対象の事もあれば、捜査の為に部屋を貸して欲しいなんて事もあります。

刑事さんとの思い出

「入居中の部屋を刑事さんが借りる」なんて事がありました。捜査対象の張込み場所として適していると言う理由で・・・。
当然、入居者がいるので「無理です」と断ったのですが、刑事さんは「○○号室は1週間出入りが無いので無理を承知で入居者と交渉して頂きたい」と丁寧な口調で強引です。
「入居者と大家さんには、お金も払うし交渉もしますから」と深々と頭を下げてお願いされたので入居者に伝えると「地方出張で2か月部屋に戻らない」との事。オーナーさんにも承諾頂いて刑事さんにサブリース(笑)。


10日間位張り込みした後、刑事さんが部屋の鍵を返しに来ました。何の捜査だったのかは分かりませんが、仕事のできる刑事さんだと思いましたよ。

その他、某都心のオフィスで働いていた時は事務所をガサ入れの出撃場所として提供したこともありました。
10坪のスペースに社員5人と刑事さん10人…。
座るイスがないので刑事さん達は体育座りで出撃を待っていました。刑事さん達を横目で見ながら仕事をしていると、ほとんどの刑事さんは座りながら寝ています。
皆さん疲れているんですね。

そんな暑苦しくも静かな雰囲気の中、突然刑事さんの班長が立ち上がりました。

班長「よし12時だ!」

「いよいよガサ入れの時間だ」と自分まで心臓がドキドキ…。

班長「パン買ってきて」

…!? 若い刑事さんに買い出しをお願いしていました…。
結局、このガサ入れは不成功でした。

警察と連携する事は、困った系の入居者対応時に非常に効果的です。
「組織犯罪対策課」の刑事さんだけでなく「交番のお巡りさん」とも「無断駐車の車両所有者への警告」や「放置バイクの所有者調べ」、「安否確認の同行」等、普段から仲良くしておくと円滑に事が運びます。
そういった意味で管理会社を選ぶ事、自らの知識や対応能力を向上させる事が、滅多に起きないトラブルの際に重要となるのです。

プロパティ・コンサルタント熊切伸英
不動産販売会社で7年間マンション・一戸建販売を経験。その後、株式会社シー・エフ・ネッツプロパティーマネジメント事業部マネージャーを経て、現在は埼玉県久喜市ベルデホーム(株)店長として活躍。(保有資格)全米不動産管理協会認定CPM・マンション管理士・不動産コンサルティング技能登録・宅地建物取引主任者・管理業務主任者・AFP・賃貸不動産経営管理士他
賃貸管理クレーム日記 http://tintaikanri.livedoor.biz/

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